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2006年1月

2006年1月30日 (月)

『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』

今日、藤原和博さんの『「ビミョーな未来」をどう生きるか』と、大前研一さんの『ザ・プロフェッショナル』を読んだ。中学の校長先生もやっている藤原さんの本は、小学生や中学生に向かって、どのようなことを大切にして、これからを生きていくかを簡単な文章で語ったものであり、大前さんの本は、これからの時代は「プロフェッショナル」になることで生き残っていけと、熱く語ったビジネス書である。それぞれに語る相手は違っているが、大きく共通しているのは、今までの価値観では掴みきれない大きな変化が始まっていて、その変化をいち早く感じ取り、自分なりの考え方、生き方を見つけることが重要なのだ、というコトである。全くもって、当たり前の話だし、こういった「生き方」本にとって、「時代の変化」は、前提条件。しかし、だからといって「ハイハイ、時代の変化ですね」といって見過ごすには、今直面している変化は、あまりに大きすぎる。自分も社会人になってかれこれ20年ほどたつが、今回の「時代の変化」は本物だなぁ、という感覚がある。広告業界なども、まさにその大きな変化の真っ只中にあり、今後どうなっていくか、みんな息を潜めて見守っている状態である。そしてもうひとつ、両方の本に共通して感じたこと。それは、どちらにもある種の『諦観』があるということ。「私は言いましたよ。でも、それに気づいて変化するかしないかは、あなた方の責任ですよ。今のままじゃだめですよ。知りませんからね」みたいな警告のニュアンス。空港で聞く「最終案内」にも近い感覚。変化を感じ取り、これからを語れる著者達が感じ取っている時代に対する「畏れ」が、二つの本に共通しているように思えた。

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2006年1月29日 (日)

六本木「中国飯店」★★★★

中国飯店(六本木)は凄い店だ。若い頃、上司に連れられて行ってから、もう十数年たつ。その当時から、東京最高の中華といわれていたが、いまだに東京中華の最高峰に君臨している、と思う。しかも、深夜まで営業しているので、我々広告深夜族にとって、有難い以上の、なくてはならない店になっている。上海蟹の季節になると、だれかれとなく「蟹行きますか」という話になって、毎年、何度か足を運ぶ。蟹の老酒漬けや蒸し物、黒酢の酢豚、竹の子のから揚げ、ふかひれと蟹のたまごのスープ…このお店の代表料理は、どれもこれも大きな感動をくれる。もちろん、値段はそれなりだが、まったくもって高いと感じることがないパフォーマンス。数年前、東麻布に姉妹店の富麗華ができて、六本木中国飯店のお客さんは減るのかなぁ、と思っていたが、全然減る様子もなく、連日賑わっている。まぁ、これだけの料理を出す力があれば、お客さんは集まってくるということですな。上海蟹の季節が、もうすぐ終わります。

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2006年1月25日 (水)

落選、服部さん、ホリエモン

3時帰宅。

ワールドカップのJFA国内販売分の抽選結果が、メールで届いていた。スロバキア戦、ブラジル戦ともにあっけなく落選。まぁはなっから、期待していなかったけど。

今、デザイナーの服部一成さんと仕事している。キューピーハーフとか、淡麗生グリーンラベルとか、繊細だけれど強いデザインをする人。何度か会ったことはあったが、仕事をするのは今回が初めて。あんなデザインするのだから、きっと神経質なんだろうなぁって、なんとなく勝手に想像していたが、これが意外とノンビリした方。なんかいい感じなんだなぁ。ギスギスしてないっていうか、ゆったりした空気を持っている。グリーンラベルのCMのあのいい感じって、服部さんという人の感じがCMに出ているんだなぁって。

ライブドアの社長が逮捕されてしまった。けっこう好きだったんだけどなぁ、ホリエモン。古いものを壊していく、変えていく、そのシンボルだった。日本の、長ーい不景気感覚を吹っ飛ばしてくれたのは彼、とも言えるし、「世代交代の必然」に気づかせてくれたのも彼、だったし、なにより言動がハッキリしてて、気持ちよかったなぁ。いつも不機嫌そうにしている感じも、イイ!摘発をきっかけにして、「やっぱり、額に汗して働くことが大切」みたいな、当たり前なことがしたり顔で語られてるのが悔しいなぁ。世の中が変わっていくスピードが、ちょっとだけにぶるんで゙しょうねぇ、それが残念。

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2006年1月21日 (土)

ネットと新聞と『明日のニュース』

本日土曜日、お休み

ネットでニュースやブログなんかを読んでいると、情報が多すぎて、暗黒の海の中で溺れているような感覚になる。ネットサーフィンなんて言葉があったけど、そんな爽快な気分じゃない。「たくさん情報を得た」みたいな達成感もなく、どこまで行っても終わらない不安感に包まれる。新聞を読み終えた、あの一区切りな感じのほうがよかったなと、強く思う。自分が生きている24時間という時間が、全くもって足りないぞ。一日が50時間ぐらいあればいいのに。いや50時間あろうが、100時間あろうが、ネット上には、絶対に追いつくはずのない情報が大量に吐き出されているのだ。あー、疲れるよね、こんな状態。

昨年末から、ある新聞社の仕事をしていて、そんなことを話し合っていた。ネットはネットでいろいろな利便性やエンタテイメント性や、個人がメディア化するといった新しい可能性をもっているが、でもやっぱり新聞っていいよね、と。ある平均的な視点と、常識的な基準でもって、大量の情報から、知るべき情報を編集して知らせてくれる。これは、なにしろ楽だよねって。ネット社会って、今までとは比べられないほど、個人が情報を選別するエネルギーを求められる社会だと思うし、「編集された情報を、楽に得られる」という新聞の価値は、大きな武器だと思うなぁ。無くなんないね、新聞は。

そんなこんなで、ラッパ屋の「明日のニュース」。

昨日帰宅して、ブログを更新しようとして書き始めたのだが、一緒に行ったお店のことを書いて、寝てしまった。「明日のニュース」凄くよかったです。新聞社のお向かいにある、豆腐屋さんが舞台。新聞社の記者たちのたまり場になっている。脚本演出の鈴木さんが「豆腐屋を通じて新聞社を描いたのは、世界広しといえども自分だけだと思う(笑)」といっていたが、全くそのとうり。なにしろ設定がよかったです。お話は、新聞記者の「捏造事件」がストーリーの軸になっていた。記事の捏造は「ジャーナリズム精神」で糾弾されることが多いのだけれど、一方でこれからは、ネットの情報と比較して、その情報の「編集者としての信憑性」こそが、新聞の大きな存在理由になる。だから、捏造することによって失われる信頼は、新聞を殺してしまうことになる。そういった意味でも、捏造は絶対あってはならないのだ、なんてことも考えさせられました。

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新宿スペイン料理「カサベリア」★★

深夜2時半帰宅。

ラッパ屋主催、脚本、演出兼コピーライターの鈴木聡さんと、新宿の「カサベリア」というスペイン料理のお店でゴハンをたべていた。「明日のニュース」という鈴木聡さん作のラッパ屋第32回公演を観た後、10時半ごろから、ゴハンがスタート。「カサベリア」は、鈴木さんいわく「以前から気になっていた」という、割と有名なスペイン料理店。5000円のコース。スペイン名物の生ハム、マッシュルームのオイル焼き、スペインオムレツ、イカ墨のパエリヤなどのメニューが、淡々と出てきた。以前一度、ココで食べたときの、「スペイン料理ウマッ!!」という感動はなかった。コースであったことが、影響しているのか?塩加減が上品になりすぎちゃった?とも感じた。

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2006年1月17日 (火)

北品川「こみや」★★★

午前2時帰宅。

北品川の「こみや」という中華料理屋さんに行ってきた。中華料理のメニューが置いてあるのだが、ぶりのさしみやカキのフライ、煮込み、キノコのイタリア風ソテーなど、いろいろな料理が置いてある。最期に食べた酢豚が、唯一の中華料理であった。味は濃い目だが、素材がとてもよく、大胆に調理されている感じの、ちょっと懐かしい味のする料理である。話好きのマスターがつくる料理は、この道何十年という自信に満ち溢れていて、とてもおいしく感じた。ママもとても感じのいい方で、なじみのお客さんが絶えずココを訪れる理由がわかるような気がした。「ラストオーダーは10時」といっていたが、1時ごろまで居座った僕らに全然いやな顔せず、楽しいお話をしてくれた。絶対になくなってほしくない、いいお店である。

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2006年1月16日 (月)

日曜日も深夜帰宅

日曜日、午前2時帰宅。正確には月曜午前2時。

日曜というのに、午後から仕事に出かけた。会社で、企画打ち合わせの後、目黒のスタジオで編集→MA。最近は、一日で編集→MAという仕事が増えた。まぁ、スタジオに行く回数が、一回ですむわけだから、そっちのほうが楽!というのもあるが、編集は編集でじっくりやって、MAはMAでじっくりやって、MAの最期にクライアントを呼び、OKだったらみんなで打ち上げをする。「おつかれ!→一杯いきますか!」という、昔のながれのほうがよかったなぁ。何だかあわただしく仕上げが終わってしまい、考え直すゆとりもない感じ。クライアントも、編集→MAの流れを知ってしまったものだから、一気にやっちゃいましょう!ってノリなんだよね。時間をかけたから、必ずしもいいものがあがるってわけじゃないけど、いいテンポで仕事するって、大事かもなぁ。今度から、そうしようっと。

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2006年1月12日 (木)

帰宅遅すぎ

帰宅時間5時15分。

さすがに今日は疲れました。打ち合わせを何軒もハシゴして、西麻布のスタジオに行ったり、夜中また会社に帰ってきたり。その後も、プロダクションで企画。明日は、14時から一件、17時から一件プレゼンがある。その後も打ち合わせが、目白押し。まぁ、楽しいからいいのだけれど、体力だんだん落ちているし、やや不安は隠せない。そういえば、明日から、鈴木聡さんのラッパ屋「あしたのニュース」公演初日。12月に会った時は脚本が進まず、「どうしよう」と困っていたようだったが、なんとか間に合ったのだろうか?今日も、ケータイに電話を入れたが、初日前日ということもあり、直留守でした。最期の追い込みの真っ最中なのでしょう。明日からの公演、うまくいきますようにお祈りしております。

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2006年1月11日 (水)

これからの広告クリエイターとは

午前3時00分帰宅。

会社の部下と「これからの広告クリエイターは、どうあるべきか?」という話題になった。部下は、「これからも広告クリエイターは、コピーライター、CMプランナー、ADなど、その道のプロとして、それぞれの一流を目指すべきだ」と主張した。確かにそれはそのとおりなのだが、広告業界の大きな変化の中で、クリエイターの成長過程に関しては、見直さなければならないポイントがいくつかある、と思う。広告業界のほとんどの会社は、制作部門に配属されれば、コピーライター、CMプランナー、ADなどの肩書きを持つ。だから、名刺的にはそのどれかになるのだが、昨今のメディアの変化や、広告が置かれている状況を考えると、それぞれの職種の一流になることに、僕はそれほど大きな意味を感じない。職種として成功するよりも、むしろ職種を超えて、担当するブランドや企業が成功するための、大きなアイディアやシナリオを考えられる人になることが、大切だと思う。コピーライター、CMプランナー、ADなどは、旧来のメディアが4つに区分されていた当時の、メディア対応的な職制のあり方であり、昨今のメディアニュートラルにクリエイティブを考える時代には、そぐわないのではないかと思う。むしろ、ブランドや企業が置かれている市場環境、ターゲットのインサイトをプロとして把握できる能力と、その状況に対して、クリエイティブによる的確なソリューションを生み出せる能力。あらゆるメディアの特性を知り尽くした上で、効果的に使いこなしていける能力などが、これからのクリエーターには強く求められるような気がするのですが。

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