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2006年1月30日 (月)

『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』

今日、藤原和博さんの『「ビミョーな未来」をどう生きるか』と、大前研一さんの『ザ・プロフェッショナル』を読んだ。中学の校長先生もやっている藤原さんの本は、小学生や中学生に向かって、どのようなことを大切にして、これからを生きていくかを簡単な文章で語ったものであり、大前さんの本は、これからの時代は「プロフェッショナル」になることで生き残っていけと、熱く語ったビジネス書である。それぞれに語る相手は違っているが、大きく共通しているのは、今までの価値観では掴みきれない大きな変化が始まっていて、その変化をいち早く感じ取り、自分なりの考え方、生き方を見つけることが重要なのだ、というコトである。全くもって、当たり前の話だし、こういった「生き方」本にとって、「時代の変化」は、前提条件。しかし、だからといって「ハイハイ、時代の変化ですね」といって見過ごすには、今直面している変化は、あまりに大きすぎる。自分も社会人になってかれこれ20年ほどたつが、今回の「時代の変化」は本物だなぁ、という感覚がある。広告業界なども、まさにその大きな変化の真っ只中にあり、今後どうなっていくか、みんな息を潜めて見守っている状態である。そしてもうひとつ、両方の本に共通して感じたこと。それは、どちらにもある種の『諦観』があるということ。「私は言いましたよ。でも、それに気づいて変化するかしないかは、あなた方の責任ですよ。今のままじゃだめですよ。知りませんからね」みたいな警告のニュアンス。空港で聞く「最終案内」にも近い感覚。変化を感じ取り、これからを語れる著者達が感じ取っている時代に対する「畏れ」が、二つの本に共通しているように思えた。

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» 『ザ・プロフェッショナル』 by 大前研一 [起業家のためのビジネス書評ブログ]
この『ザ・プロフェッショナル』は、大前研一氏の今までの著書の底辺を流れる大前研一的な考えをまとめた本なのかなと思いました。・・・ [続きを読む]

受信: 2006年3月 9日 (木) 午前 09時11分

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