『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』
今日、藤原和博さんの『「ビミョーな未来」をどう生きるか』と、大前研一さんの『ザ・プロフェッショナル』を読んだ。中学の校長先生もやっている藤原さんの本は、小学生や中学生に向かって、どのようなことを大切にして、これからを生きていくかを簡単な文章で語ったものであり、大前さんの本は、これからの時代は「プロフェッショナル」になることで生き残っていけと、熱く語ったビジネス書である。それぞれに語る相手は違っているが、大きく共通しているのは、今までの価値観では掴みきれない大きな変化が始まっていて、その変化をいち早く感じ取り、自分なりの考え方、生き方を見つけることが重要なのだ、というコトである。全くもって、当たり前の話だし、こういった「生き方」本にとって、「時代の変化」は、前提条件。しかし、だからといって「ハイハイ、時代の変化ですね」といって見過ごすには、今直面している変化は、あまりに大きすぎる。自分も社会人になってかれこれ20年ほどたつが、今回の「時代の変化」は本物だなぁ、という感覚がある。広告業界なども、まさにその大きな変化の真っ只中にあり、今後どうなっていくか、みんな息を潜めて見守っている状態である。そしてもうひとつ、両方の本に共通して感じたこと。それは、どちらにもある種の『諦観』があるということ。「私は言いましたよ。でも、それに気づいて変化するかしないかは、あなた方の責任ですよ。今のままじゃだめですよ。知りませんからね」みたいな警告のニュアンス。空港で聞く「最終案内」にも近い感覚。変化を感じ取り、これからを語れる著者達が感じ取っている時代に対する「畏れ」が、二つの本に共通しているように思えた。
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