« 『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』 | トップページ | 月刊『BOSS』 »

2006年2月 1日 (水)

『下流社会』

午前2時30分帰宅。

今更ながら、『下流社会』を読み出した。仕事柄、この本の内容はなんとなく知っていたものの、実際読んでみて(まだ数十ページだけれど)、さすがベストセラーになる本だけのことはある、と思った。なにしろ、論旨が明快。わかりやすい。そして、発見がある。そしてそして、最大のポイント。それは、著者が言いたいことが、いちいち腑に落ちる。共感できるのである。「わかるわかるそういう感覚。時代的には、そうだよなぁ」って思ってしまう。たぶん著者は普段、普通に生きていて感じたことや発見を、まず『お話』にしているはずだ。その『お話』がまずは面白い。「わかるわかる」なのだ。そしてその『お話』を、都合のいいデータで裏づけしているはずなのだ。データを読み込んだ、社会分析的な体裁になってはいるが、本来的には、著者の感覚的なもの、仮説的なものでできているのだ。だからこそ、読んでいて面白い。うちのマーケティングスタッフと仕事していて、優秀だなぁと思えるのは、まさにこういうタイプ。優秀な彼らは、「雑感」や「仮説」が面白いのだ。分析やデータに頼りすぎ、とかロジカルに積み上げすぎのタイプは、「共感できない=わからない」ことが多い。つまりは、マーケッターに必要なのは、『ヒトとしてのセンス』だったりするんですかね。

|

« 『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』 | トップページ | 月刊『BOSS』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『下流社会』:

« 『ビミョーな未来』と『ザ・プロフェッショナル』 | トップページ | 月刊『BOSS』 »