『日経ビジネス』特集「CMを超える」
深夜3時帰宅。先々週号の日経ビジネスの記事から。
「王者 電通の苦悩」「CMスキップしないは1割」「加速するマス離れ」「GyaO旋風」「企業がメディアになる日」「歴史が予言するテレビ敗戦」…よくまぁこんだけ、気になる特集を思いついたものだ、と感服するほど、センセーショナルな記事が並んだ先々週の日経ビジネス。僕だけじゃなく、多くの広告関係者が読んだことと思います。実は、僕がウェブのことについて、いろいろ調べ始めたのは、昨年この日経ビジネスが、グーグルとアマゾンが合併するという「未来予測ムービーgooglezon」の紹介をしてからなんですね。それまでの僕は、どちらかというと「ネット?知らん」派の代表のような人間だった。もちろん、なーんとなく「ネットが、広告メディアに影響を与え始めた」気配だけは感じていたのですが、まさにその辺のことを知れば知るほど「こりゃ大変じゃぁ!」って感じが増していった。そりゃ誰だってそうなりますよね。今のこの変化は、ただごとじゃない。ものごとをたとえるのが、あまり上手じゃない僕ですが、X軸とY軸の世界に、いきなりZ軸が現れて、あっというまに世界は3次元化、複雑化してしまった、みたいな。5番目の新しいメディアの登場というのは、捕らえ方が明らかに間違っていて、実はそれ自体、今までのメディア全てを飲み込む怪獣のようなインフラであった、とか。まぁ、見方はいろいろあるでしょうが、とにかくネットの登場で、広告手法にいろいろな選択肢が増えたことは事実。その辺の変化をめんどくさがらず、むしろメディアの変化への理解力を自分の武器にしていくのだ、という意思こそ重要なのではないか。そういう意味でも、クリエイティブとメディアとの兼務を自分から申し入れた、電通の澤本さんはエライなぁ、と感じた先々週号の『日経ビジネス』でした。
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