06カンヌ広告祭①
行って来ました、カンヌ!!時差ぼけで眠いので、詳しいレポートは後日にしますが、久々のカンヌよかったです。98年、00年以来3度目、6年ぶりだったのですが、以前行った時より、カンヌ広告祭に共感して帰ってきました。6年前行った時、僕はカンヌ広告祭が「フィルム表現技術展覧会」に思えた。「思えた」っていうのは、今で言う、Webのリッチコンテンツとしての長尺CMなんて考え方が、少なくとも日本のメディア環境の中ではありえなくて(海外でもまだ確立されていなかったと思うけど)、何秒でもいいCMなんてズルイじゃないか!!日本のCMは15秒なんだから、120秒のCMと競ったって、不利じゃんか!!だいたいその120秒CMなんて、どこでオンエアされてんだよぉ!ゴルァ!!と、怒った記憶があるのです。ところが、今回のカンヌに参加して強く感じたのは、「お、世界の広告人たちも、悩んどるなぁ」ってことでした。広告コミュニケーションに正解のない時代がやってきて、とにかくどんなカタチであれ、アイディアと勇気でもって課題を解決したものには、大いなる賞賛を与える、という感じになっている気がしたのです。例えば、メディアやチタニウムやプロモーションやら、フィルム以外の賞が、お互いに隣接したところに存在していて、むやみにかぶり合っている状態もそのひとつだし。ともかく、カンヌが変わったのか、(日本の)広告業界が変わることで、カンヌが変わって見えたのか、その辺のレポートを連続シリーズで。
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