« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月

2006年9月24日 (日)

広告業界の課題

なんちゅうか、一週間ぶりの更新です。それにしても、忙しい一週間でした。午前3時前に、一度も帰宅出来なかったんじゃないかなぁ。でも来週からは、ちょっとペースがゆるくなりそうなので、ココロに溜まってること、いろいろ書こうと思っています。

そういえば先週の月曜日(敬老の日)に、某世界的なクリエイティブエージェンシーのCCO(クリエイティブのトップ)の方と、会食がありました。僕は、会食が終わってから仕事に行き、結局徹夜になっちゃって、その話をエントリーできなかったので、今日書きますね。

その方は、以前カンヌの審査委員長もしたことのある、いわゆる広告界の大物で、そういった人と会うってことで、僕もちょびっと緊張していたのですが、その人柄はとってもソフトで、僕も終始リラックスできました。そもそも、特別な議題のある会食ではなかったから、緊張する必要もなかったのですが、カンヌの表彰式の壇上にいる人(しかも委員長)なのかぁ、と思うと、スターを目の前にした「追っかけ」気分になるわけです。ハァハァ。その方は、変にエラそうな感じが全くなくて、一言一言言葉を選びながら、論理的にゆっくり話す。「自分の主張をバリバリする」感じではなく、「人の話をよく聞く」感じなんです。そういえば、広告業界の大物って、こういうタイプが多いような気がします。「人の話をよく聞く」感じ。日頃の仕事の中で培われた、業界特有の振る舞いかもしれません。

で、話はいろいろ多岐にわたったのですが、一番ココロに残っていることは、「みなさんの会社、メガなグローバル・エージェンシーの問題点はどんなことですか」という質問に対して、そのCCOはちょっと考えながら、「僕らはそれをポジティブに捕らえていますが、まさにこの世の中の変化に対して、広告はなにができるかという点です」と答えた。「そこにいる消費者は、今までとは違う消費者なんです。すでに変化してしまった消費者とブランドが、どう対話していけるか、が大きな問題です」僕は英語がからっきしダメなんだけれど、そのCCOの顔をニコニコしながら見つめて話を聞いている途中、”Dialogue”という単語だけが、ガツーン!と僕のココロに突き刺さってきた。”Dialogue”(対話)。そうなんだよね。今の時代、メッセージというより、大切なのは”Dialogue”(対話)なんだよな。それはネットのコミュニケーションでは端的なんだけれど、ネット以外の広告でも今まさに、効く、効かない議論があるけれど、ポイントは、”Dialogue”(対話)できているものと、そうでないもの、の差なのではないか、と思った。メッセージと、”Dialogue”(対話)とはなにが違うのか。意味の違い、というより姿勢の違い?まぁ、その辺に関しては、また日を置いて書いてみたいと思っているけれど…。CCOは、「消費者との”Dialogue”(対話)の効果的な方法を発見できたら、我われは一生楽できるでしょう」と笑っていた。カンヌなんかに行くと、海外の優れた仕事は、軽やかに世の中と”Dialogue”(対話)しているように思えるけれど、いやいや世界だって、同じような悩みを抱えて日々苦悶しているのだ。世界同時多発的に起きている変化は、まだまだその入り口に過ぎなくて、今後もっと大きな変化が訪れてくる可能性の方が高い。だけどどんなふうになろうとも、僕らに必要なことは、「今までにないやり方で、”Dialogue”(対話)する」方法を、考え続けることなんだろうな、きっと。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年9月18日 (月)

「台風前線」

今日は、夕方から雨。明日もずっと雨らしい。やだなぁ、雨が降るとなにが嫌かって、愛犬の散歩が嫌。僕だけが嫌なのかと言うと、一概にそうではなくて、愛犬も大好きな散歩が楽しそうじゃない。二人して、トボトボとつまらなそうに歩くので、なんか「全体的に元気のない人と犬」状態になるのですね。この雨、台風13号の影響なんだけれどね。はやくどっかいってくれ!という気持ちとは逆に、台風が来るのを心待ちにしている人たち(?)もいるようだ。亡くなられた相米慎二監督の「台風クラブ」という映画があったが(台風が来ることで、気持ちが高ぶる少年少女の物語)、ネットの世界にも、台風で高ぶる人たちが集まるサイトがある。「台風前線」。トップページより→(「台風前線」とは、利用者の皆様が発信する情報で作り出されていく台風情報です。現地からの情報発信に参加する方法としては、トラックバックおよびケータイメールの二つの方法があります。またこのサイトで受け付けた情報はデータベースに保存され、後日に台風の動きとともに振り返ることもできます。)うーん、つまりは台風の動きを可視化して、データベース化。ブログのトラックバック機能とリンクすることで、台風に込める思いを、日本全国から集められる。気象庁から出される台風情報ではなく、一般の人たちから見た台風。新しい台風の動きに注目しつつ、ドキドキしている人たちや話。うーむ。なんでしょう。日本海にぬけつつある、台風13号へのトラックバックの数は、相当なもんです。でも、こういったサイトの存在自体が、面白いなぁ。よっぽど好きなんだろうな、台風。あ、うちのチームのコピーライターが、沖縄に遊びに行っているけれど、大丈夫だったのかしらん。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年9月14日 (木)

←なかなか更新できへん。すんません

僕がリンクしている広告関係のブログ達は、恐ろしい頻度で(ほぼ毎日!!)更新し続けている。みんなすごいよなぁ…僕はここんところ、業務が忙しく(泣き言なのですが)、目指せ更新、週イチ!!もしくは、週2!!けっこう最近のエントリー内容が、「広告ハードコア系」または、「主張長文系」なので、なかなか更新できへんのですわ。すんません。そうだ、ご飯食べに行ったお店のことなど、軽い感じで書こう……最近どこも行ってないわ(涙)……さびしいなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月10日 (日)

『POST-OFFICEワークスペース改造計画』

『POST-OFFICEワークスペース改造計画』著=岸本章弘 仲隆介 中西泰人 馬場正尊 みかんぐみ TOTO出版

僕は入社以来20数年間、あんまりオフィス空間なんて意識せずに、仕事をしてきました。会社から与えられた机や椅子(ねずみ色!!)に座り、殺風景な会議室やPルームで、なんの疑問も持たずに、日々企画したり、会議したり、ボーっとしたりしてきたわけです。まぁ、クリエイティブの人間のデスクなんて、地机が全く見えないほど汚くて、会議だって、いつ終わるのかわからない「無限地獄」なのだから、オフィス空間への意識なんて、あるほうが不思議だったわけです。で、この本。写真やイラストが一杯で、あんまし文字数も多くないので読んでいるのですが、これが相当面白い。基本的には、新しいオフィス空間デザインや、オフィスツールなどのアイディア満載の本なのですが、そういったデザインの前提になる、「これからのワークデザイン」への言及が、特に面白い。「仕事をする」ことの意味を再考し、その意味性の変化に着目して語っているから、僕のようなデザイン不感症の人間でも読めるんですね。大きな視点で言えば、人間の時間感覚。「かつては「『円環時間』が人々の働き方のリズムを作り出していた。1日や四季が繰り返すように、時間は繰り返すものであった。(中略)それが、近代化の過程で、『円環時間』から『直線時間』に推移する。直線上を先に進むことに価値が移り、急ぐと言う概念が生まれ、スピードが価値を生むようになる。(中略)前に進むことを重要視するあまりに、仕事のクオリティが置き去りにされていることを問題にしている。(中略)自分のやりたい方法でクオリティの高い仕事を目指す方向に、少しずつシフトすること、これが新しい豊かな社会構造を生み出していくことに繋がると思う」ホント、そうですよね。効率ばかり考えているオフィスのうすら寒い感じは、「いいものを生み出す」環境とは程遠いわけです。あと、こんなことも書かれています。「社会の価値観が、モノからコトへと変化し、知識が資産としての価値を持つようになった。その結果、仕事の内容も、知識や専門性が必要とされるナレッジワークに比重が移ってきている。より高度な知識を作り出すために、妥協点をさぐるネゴシエーションから、より高度な結果に導くコラボレーションが欠かせないものになり、外部の優れた専門知識をもっている人たちと、業種を越えてコラボレーションしなければ、多様化したニーズを満たせなくなってきている。多様化する顧客とのコラボレーションも不可欠だ。」全く同感です!広告業界が大きな変革期に入っていることは、みんな何となく感じていると思うけれど、日々の仕事の中にも、こういった変化が訪れているわけで、いち早く変化に気づいて、自分のワークスタイルも含めて考え直さないと、ヤバい感じがありますよね。「<働く環境>は与えられるものではなく、自分でコントロールし、デザインする対象になりつつある。自分で考えないと、仕事のクオリティが低下しかねない。そこで、<働く環境>を考えることが仕事の一部になり、仕事のプロとして、仕事のクオリティをサポートする<働く環境>を整えることが欠かせなくなってきている」「やり方の決まっていない未知の仕事に取り組む人ほど、ワークデザインが必要である。該当する方は、まず今日一日をどのように働くかを考えることからはじめてみてほしい。(中略)それらの作業を行う最適な場所はどこなのか考える。このようにして自分の働き方を総合的にデザインすることが、ワークデザインの始まりである。」と。

あ、そうだ。オシム・ジャパン、イエメン戦辛勝!!イエメン戦で辛勝っていうのが辛いけれど、いいんじゃないか!勝てばいいのよ、勝てば!!先週、サウジアラビア戦で敗北し、「負けてもいいんだ!!」と書いたけれど、今は勝っても、負けても、どっちでもいい。だって、絶対に方向性は間違っていないわけだし。僕は全面的にオシム・ジャパンを支持します!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年9月 4日 (月)

『御社の営業がダメな理由』

『御社の営業がダメな理由』藤本篤志 新潮新書

タイトルを見て、思わず買ってしまいました。『御社の…』って、営業コンサルをしている著者が、クライアントの社長さん相手に使う言葉らしい。どこの社長さんも「うちは営業がいまひとつ」とか、「優秀な営業を募集したい」とか言い、逆に営業現場は「死ぬほど忙しい」「自分たちはよくやっている」と感じていることが多いのだと言う。実際現場はバタバタ忙しく働いている(無自覚な「結果的怠慢」と言うらしい)のだが、問題なのは、結果的に生産性が上がらないこと。無策のままで、「営業がダメ」とか「いい人材が欲しい」などと言うと、社員のモチベーションが下がるので要注意!大切なのは、現状の戦力をどう使っていくのかという視点だ、と。ここまでは、僕も理解できましたが、その解決法が「営業日誌をつけるのをやめて、毎日直接ヒアリングする」だったり、「営業部長には、ノルマを課さない」「同行営業こそ大切」みたいなことだったり、そいうことなの?いまいち共感できなかったけれど、それは僕が営業じゃないから?

「東京ガールズコレクション」代々木第一体育館

行って来ましたTGC!(TOKYO GIRLS COLLECTION)小一時間いただけなのに、とっても疲れましたよ、はぁはぁ…。だって、会場は若い女性達(しかもみんなカワイイ)で溢れかえっていて、熱気ムンムン(←もはや、この表現がなぁ)。代々木体育館のデカイ箱全体が、ほぼクラブのノリになっていて、延々と大爆音響が流れ続けるわけなんですね。当然僕のような年齢の男性はほぼ皆無!!で、「なーに?このオヤジ」視線が痛かったなぁ。でも、shimazoffも書いていたけれど、これが東京のリアルなんですね。毎日会社で会議ばっかりしていてる僕ら、ヤバいっすね。

「サウジアラビアvs日本」

いいんじゃないか!オシムジャパン!負けたけど、いいんじゃないか!そういった方向性でいいんじゃないか!と、深夜2時半過ぎからの中継で、終了が朝の4時半ぐらいで、ほぼ寝ていたのだけれど、記憶の底にうっすらと「日本という国のサッカー」は、こういったことなんじゃないか、と思った。サントスも田中達も遠藤も加地も鈴木も闘莉王もよかったよ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »