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2007年3月17日 (土)

長風呂して2冊 パート2

1月7日に「長風呂して2冊」というエントリーをあげてから、2ヶ月あまり更新せずにいたところ、「開くと、長風呂して2冊のままだし!!」というお叱りを受け(RSS使っていない?!)、ブログのほう再開しました。新妻くーん、再開しましたよー。パリは寒いですか?こちらは3月に入ってから、ちょっと寒いです。長風呂して、前に買ってあって、放置していた2冊を。

『2010年の広告会社』植田正也 日新報道社

『2005年の広告会社』の続編ですね。こちらを読んだのは2002年ごろだったでしょうか?詳しくは忘れてしまったのですが、現場にいる人間からするとよく知らないことだらけで、「広告会社ヤバくね?」みたいなことを、同僚と言い合った記憶があります。それから5年後の出版が、この『2010年』。冒頭から、「10年後広告会社の80%が消滅する」と刺激的なことを書いておられます。もちろん、広告業界が「このまま現状を放置して推移すれば」、という前置きあっての話ですが。植田さんは80%という言葉が好きらしく、『2010年』の中で、「2000年に『宣伝会議』の中で、アドマンの80%は、今後5年で使いものにならなくなる」と書いた、と。「いま、その5年後の2006年だ。実際どうか。予測通り80%のアドマンが、いま実際に通用しなくなっている。相変わらず存在しているが、使いものにならなくなっていることは、一目瞭然のはずだ。」と書かれておられます。うーむ…確かに、広告業界が大きく変化している中で、意識変革している人間と、そうじゃない人間がいて、そうじゃない人間は依然能天気なことを言っているのでしょうが、さすがに80%が使いものにならなくなっている感じはないですけどね。気づいてる人間、さすがにもう少しいると思いますけど…でも、広告業界が置かれている状況を、危機意識をもって&俯瞰的に眺めるには、格好の本だと思います。僕らが、どういった業界にいて、今後どのようなことに対処していかなければいけないか、を気づかせてくれる。80%のほうの人間にならないように、目の前の仕事だけじゃなく、引いた目線も持つようにしたいですしね。

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』城繁幸 光文社新書

『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』の著者ですね。『富士通』のほうは、読んでないのですが、あれほど祭り上げられた「成果主義」が、あまり語られなくなった、そんなタイミングで出た本だったような気がします(山本くん違ったっけ?)。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』で面白かったのは、92、3年を境目にして、入ってくる学生の質が急激に向上した、ということ。質といっても、人間の本質的な質ではなくて、就職状況が超氷河期にはいり、就職対策のために専門的知識を身につけた学生が増えた、と。そうすると、会社に入る前から、会社でやりたいことがハッキリしていて、でもいざ入ると、なかなかやりたい仕事をやらせてもらえない→辞める、と。それと、92、3年入社を境にして、その前に入ったバブル組をはじめとする先輩社員達が、意外と何も考えてないことに気づき(笑)、失望→辞める、と。サラリーマンでバリバリ頑張れば、年功序列で将来楽できると思ったらポストは少なくて、急に成果主義だぁと言われ、じゃあ成果主義で頑張れば、いっぱいお金が稼げるのか、と思ったら、日本の場合中途半端な成果主義で、報酬も少ない希望も持てない、で辞める、と(どこかの会社の話じゃないですよ、日本全体のお話ですからね)…長風呂もいいのだけれど、さすがにノボせちゃって、『3年』は全部読んでないのだけれど、辞める理由はまだまだたくさんあるわけです。広告業界の人材流動に関しても書きたいのですが、いろいろあるので、今日はやめておきます。

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