『働きマン』
『働きマン』安野モヨコ モーニングKC講談社
「コミックモーニング」で、2004年から連載されている人気漫画です。過去にはアニメ化されたこともあるようです。10月10日からは日本テレビで、ドラマがスタートします(菅野美穂主演)。29歳の女性編集者と、彼女を取り巻く「働く人たちの群像漫画」です。漫画では、「昔も今も働きマン」「逃げマン」「こだわりマン」「働かないマン」「おやじマン」など、毎回主人公が違います。だから、働いている人なら、誰が読んでも共感できます。僕は、チームの女性コピーライターから「泣けるんですぅ」と薦められて、読み始めました。確かに泣けるのですが、きっと彼女が泣ける部分と、僕が泣ける部分は明らかに違うはずです。女性コピーライターは、挫折しながらも仕事に立ち向かっていく主人公の姿や、彼氏とのやりとりなんかで、ウルッとくるのでしょう。僕は40歳近いデスクの様子や、編集長の様子、同期同士で励ましあって働く姿あたりで、ウルッときます。「どんなカタチであれ、働くことは美しい」という、美しすぎるテーマがそこにはあります。毎日毎日、遅くまで働く自分たちのことが素敵に思えてくる、そんな前向きな漫画です。(1巻~4巻まで)
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