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2007年9月

2007年9月29日 (土)

『働きマン』

『働きマン』安野モヨコ モーニングKC講談社

「コミックモーニング」で、2004年から連載されている人気漫画です。過去にはアニメ化されたこともあるようです。10月10日からは日本テレビで、ドラマがスタートします(菅野美穂主演)。29歳の女性編集者と、彼女を取り巻く「働く人たちの群像漫画」です。漫画では、「昔も今も働きマン」「逃げマン」「こだわりマン」「働かないマン」「おやじマン」など、毎回主人公が違います。だから、働いている人なら、誰が読んでも共感できます。僕は、チームの女性コピーライターから「泣けるんですぅ」と薦められて、読み始めました。確かに泣けるのですが、きっと彼女が泣ける部分と、僕が泣ける部分は明らかに違うはずです。女性コピーライターは、挫折しながらも仕事に立ち向かっていく主人公の姿や、彼氏とのやりとりなんかで、ウルッとくるのでしょう。僕は40歳近いデスクの様子や、編集長の様子、同期同士で励ましあって働く姿あたりで、ウルッときます。「どんなカタチであれ、働くことは美しい」という、美しすぎるテーマがそこにはあります。毎日毎日、遅くまで働く自分たちのことが素敵に思えてくる、そんな前向きな漫画です。(1巻~4巻まで)

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2007年9月27日 (木)

親子関係のイノベーション

最近カラオケ行ったりすると、僕の歌う曲がレミオロメンだったり、BUMP OF CHIKENだったりRADWIMPSだったりして、一緒に行く人たちに「新しいっすね」と驚かれる。新しい曲を知ってるってことを、アピールしたい下心もあるんだけれど(笑)、何で知っているかというと、うちの子供とi-TUNEが共有だからなんですね。うちは長男がもう高校2年生で、一応ロックバンドなんか組んでて、文化祭なんかで演奏したりするんですが、この長男がロック系の曲をi-TUNEにポンポン入れてる。本来、スピッツなんかを聞くために持ち歩いている僕のiーPODなんですが(笑)、何げなくRADWIMPSが流れたりして、知らないうちに覚えているわけです。「いいね、RADWIMPS」なんて言うと、長男が「いいでしょ」なんてあたりから親子の会話が始まって、結構ロックの深い話をしてたりする。

子供がそういう年齢になって、親子で同じ曲を聴くということは、テープやMDなんかのパッケージメディアの時からあったと思うんだけれど、自分用に録音したりメディアを持ち歩いたりってのは、意外とハードルが高くって、「聞こう」という割と強い意思がなければできない。「家の中で一緒に聞く」ということも、クラシックファン以外は(笑)、現実的にはそうあるもんじゃないし。車の中で一緒に聞く場合もあるだろうけれど、高校生ぐらいになると、親と行動することを嫌がるし。そう考えると、i-TUNEのように、「勝手に入っちゃう→聞けちゃう」ことって、イノベーティブなことだなって思うわけです。i-TUNEのイノベーションって、いろいろなことがあるけれど、ひとつのi-TUNEを共有することで、親子関係すらイノベーションしてるなんて、やっぱり凄いなぁと。

そういえば、長女(中1)も最近自分でi-TUNEに好きな曲を入れるようになってきて、大塚愛やらチャットモンチーやらいきものがかりやらが増えている。僕のカラオケのレパートリーに、これからはそっち系の曲が増えるかも。

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2007年9月25日 (火)

日本対スイス

遅らばせながら、こないだのオシムジャパンヨーロッパ遠征の目玉、スイス戦を観ました。ははは、遅すぎですね。4-3の逆転勝ち!素晴らしい!!日本サッカー界は、大喜びムードですかね。スポーツ新聞に、前半と後半が別のチームのようだった、というオシム監督のコメントが載っていましたが、まぁ、前半は強豪相手に動きが硬かったことと、スイスが前半ガンガン来たせいですよね(おかげで後半足が止まった)。

試合観て感じたのは、稲本、俊輔、松井のヨーロッパ組がよかったこと。ヨーロッパ開催で移動がなく、体調がいいというだけじゃなく、キモチの強さを感じました。スイスのような屈強なチームに対戦すると、体力差だけでキモチが萎えるケースがよくあるけれど、彼らにはそれがなかった。このメンバーに、高原とイタリア行ってる若い森本を加えると、センターラインはほぼ出来上がりますね。ジーコの残した最大の遺産は、このヨーロッパ組かもしれない。

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アイディアの生み方、売り方

先日海外出張して、ある会社を訪問したのですが、その時に感じたこと。その会社は広告会社ではないので、僕らとは根本的には違うのですが、「アイディアを売る」という点では共通点が多い。その会社の話を聞いていると、「アイディアの売り方にアイディアがある」んですね。そこんところが素晴らしいな、と。

僕たち広告会社は、いわゆるアイディアを売って仕事をしています。広告表現のアイディア、メディアプランのアイディア、ストラテジックプラン、イベント、新商品開発、パブリシティ等々、アイディアこそ広告会社の売り物です。アイディアを単純に商品としてのとらえた場合、普通の商品と同じで、「新しい」「ココロをワクワクさせる」ことは必要ですよね。「古臭い」「つまらない」商品は誰も買いたくありませんものね。

ところが広告活動は、結構デイリーな商売でもあります。毎日、お得意先と共通の課題に向き合い、お互いの頭の中の隅々まで分かり合う関係になる。よく「うちのカミさんより一緒にいる時間が長い」なんて冗談が交わされるほど、親密な関係で仕事が進みます。

そんな関係の中でアイディアを出す場合、毎回毎回お得意先の「ココロをワクワクさせ」「新しい!!」と感嘆させるのは、相当難しいわけです。一発の競合とかだったら、別ですが。

その会社を訪れて感じたことは、その会社の商品(アイディア)が、「新しい」「ココロをワクワクさせてくれる」ものであること以前に、「この会社からしか出ないアイディア」なんですね。うーん、言い方が難しいんですが、正確に言うと、「この会社からしか出ないアイディアに思える」んです。自分たちのアイディアを、上手に演出して見せるわけです。

いや、演出と言う言葉は適切ではありませんね。だから、「アイディアの売り方にアイディアがある」という言い方も、適切ではないですね。むしろ、「アイディアの生み出し方にアイディアがある」から、「アイディアの売り方もアイディアフルに見える」と言ったほうがいい。フィロソフィーからメソッド、ワークスタイル、プレゼンテーションまで一貫して、そのオリジナルな姿勢を貫いているからこそ、最終的な演出が効いてくるんですね。

その会社の成り立ちや、現在の成功を見て、深ーく考えさせられるものがありました。この件は、時間がある時再度エントリーします。

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2007年9月 9日 (日)

五輪予選 サウジアラビア対日本

さきほど試合終了して、0-0で引き分け。昨日のオシムジャパンに続き、五輪代表もよくやったのではないか、と思います。サウジに退場者が出て、日本有利な中で試合は進んでいったので、スポーツ新聞などでは、「勝ちきれない日本!!」みたいな見出しが出るかもしればいけれど、あの環境では引き分けで充分。こないだのアジアカップも暑そうで大変だぁ思ったけれど、サウジアラビアは、ベトナムやインドネシアなどよりも、さらに超過酷そうでした。しかも暑さだけでなく、ピッチがすごく硬そうで、芝生の下はコンクリートなんじゃないかと思えるぐらいボールが弾むもんだから、おっかなびっくりグランダーのパスを出している感じでした。

そんな中、引き分けの殊勲者は、セレッソのデカ森島とアントラーズの内田選手。あんまり詳しくないけれど、二人ともU19からの昇格組で、五輪予選は初出場?二人とも、動きにメリハリがあって、とても元気。今の五輪代表のボーっとしたところを、かなり補っていたように思いました。全体的に足が止まった試合の終盤は、二人のツートップみたいになってました。あと、ガンバの家永選手ね。反町監督に干されてた時期もあったように思うけど、今日は最後までピッチ上で動き回って、活躍していました。DFラインは伊野波が戻り、かなり安定してました。五輪代表が、いまどき3バックなのは何故?と思って観ていたのですが、サウジの選手がドリブルした瞬間に、日本選手が置いていかれる様子をみて、納得しました。ひとり余らせて、正解。

12日(水)は、国立で対カタール戦です。チケット余ってるだろうし、応援行こうかな。

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日本対オーストリア戦

さっき、昨日録画していた「日本対オーストリア戦」を観ました。高原は怪我で不参加だけれど、中村俊輔や稲本も参加しているし、現状のオシムジャパンの最強メンバー(五輪メンバーが融合する前の)が、ヨーロッパでどのくらいの力を出せるか。もうひとつは、ル・マンの松井をどう使うのか、をみる試合です。対戦相手のオーストリアは、ヨーロッパの中ではぎりぎりワールドカップへ出られるかどうかの国ですね。ベルギーやノルウェイあたりと同じような力ですかね。

オシムジャパンは、全体的にはいい感じなのではないか、と思われました。結果的には、スコア0-0のPK戦で敗れたのですが、全体的には試合を支配していました。やはり田中達也の存在が大きくって、中盤でのボール回しが得意なこのチームで、スペースに流れていくことで、パスを受ける彼の動きは、大きな可能性を感じさせました。稲本も相変わらずパスミスはあるものの、彼が前に行くことで、俊輔、遠藤の2箇所から、田中、稲本、サイドの2枚へ、道が開ける感じがありました。1トップぎみのFW、矢野、巻では高原の代役と言うには、まだまだ役不足な感じでした。

松井は後半早々からピッチに立ち、2~3度左サイドからドリブルを仕掛けました。オーストリアのDFは身長は高いけれどスピードがなくって、果たしてテストになったかどうか。俊輔、遠藤、憲剛まで入って、日本はパサーだらけで、いったい誰がパスを受けるのか?田中達也のような、流れながらパスを受けて、状況を打開していけるタイプに、松井がなれるのか?左サイドで張って、ドリブルで突っかけていくスタイルが、俊輔や遠藤のスタイルと融合するのか?次のスイス戦で、さらに試される感じですね。

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2007年9月 8日 (土)

時差ボケ

3泊5日のアメリカ出張だったんですが、時差ボケがひどくって、全然寝られませんでした。もとももと時差ボケするタイプなのですが、今回は毎日夜12時ぐらいに寝ると、深夜2時半ぐらいには目が覚めて、そのまま6時ぐらいまで起きていて、その後うつらうつらするが、気づくともう起床時間。昼間もぼーっとしていて、夕方猛烈に眠くなる。

時差ボケが、あまりにひどいんで、「このひどい時差ボケは、地球の環境変化が影響しているのでは?」と言ったところ、「ただの時差ボケでしょう」と言われた。

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