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2008年1月 2日 (水)

新しいスケジュール帳

年末に買ってきた真新しいスケジュール帳を開いて、今年最初の予定を書き込んでみる。最初だけは、やけに丁寧な文字で書き込むんだけど、そんなのは最初の1週間ぐらい。書いたり消したりしているうちに(消すときはホワイトペンで綺麗に消すのが僕の癖)、そのスケジュール帳は、自分だけが分かるような、汚い文字やら記号やらで埋まっていく。

おとといまで使っていた2007年のスケジュール帳も、全部のページがビッシリと細かい文字で埋まってる。予定で埋め尽くされたこのスケジュール帳が、僕が1年頑張って働いた証なんだと思うと、ちょっと悲しくなってくる。

時間のたつのが早すぎる。もう半端じゃないスピードで、時が過ぎていく。「楽しい人生送っているから、早く感じるんですよ」なんて、後輩が慰めともヨイショともつかない言葉をくれるが、「そうかもねー、楽しもんねー」とか言いながら……いまいち納得できない自分がいる。

歳をとったせいだと思っていた。歳をとると、時間がたつのが早く感じるもんだ、となんとなく思っていた。生きてきた全部の時間に対して、直近の1年が占める割合(つまり僕の場合今45歳だから45対1)が、今年1年の長さの感覚になる、という説を信じてきた。(この説は脚本家の鈴木聡さんから聞き、その時は、なるほどーと強く納得した)

昔中学の先生は、「30代はあっという間に過ぎていくよ。30代って忙しいからね。結婚して、子供ができて、家建てて、仕事も充実してさ。でも40代になると、また時間がゆっくり流れ始めるよ」って言っていた。この30代多忙説も、なんとなく信じてきたけれど、40代も半ばになるが、ゆっくりどころか全然早くなるばかり。

誰しも(僕も)、自分の人生を有意義にすごしたいと思っている。充実した人生のために、あれもこれも、いろいろやりたいと思っている。楽しいことは、沢山あるから。

だから、人生の残り時間を、やりたいことで埋めていく。スケジュール帳を埋めていく。そして、やりたいことを次から次へこなしていく。来る日も来る日も、こなしていく。だから早い。だから、あっというまに時間はたっていく。

誰しも(僕も)、自分の人生の残り時間を、効率的に過ごしたいと思っている。だから、空いている時間に、「何か」をどんどん埋め込んでいく。すると、朝から晩までいろいろなことが連続して起きる。ふと息を抜く瞬間なしに、生きている。だから、あっという間に時間はたっていく。

どんどんスケジュールを埋めて、どんどん生活を効率的にしていくことが、平板な人生を生み出しているのかもな、って思った。だから、時間のたつのも早いのかもな。

広告業界なんて、そもそも時間を切り売りするような商売である。時間をどれだけ有効に使うか、時間単価を上げていくことが、広告人の価値と直結するわけで…。でも、それにも限界があるよね。詰められるだけ詰め込んで仕事をすることが、幸せな仕事人生であるはずはない。

僕らは学校にいた頃から、ちゃんと目標を立てて、その目標に向かって時間をどう使っていくかを考えなさい、と言われ続けてきた気がする。それは、最近のビジネス本なんかでは、さらに効率のことが強く言われているように思う。時間をどう使うかは、もちろん大切なことなんだろうけれど、「残された時間」を、たくさんのことで埋める、隙間なしに埋める、という感覚はちょっと見直してみてもいいかなって思う。

僕は会社に入ってから、ずっと同じスケジュール帳を使ってきた。能率協会が出しているごくごく普通の「能率手帳」。1月、2月の数ページにちょっとだけ予定を書き入れたけど、来週あたり別の手帳を買って使ってみようかな、と思っている。少なくとも、「能率」じゃないやつ。

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