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2008年3月

2008年3月31日 (月)

お花見散歩

先週末、今週末と、阿佐ヶ谷周辺をあちこち散歩しました。

先週土曜日は、阿佐ヶ谷を出て善福寺川緑地cherryblossomから大宮八幡cherryblossom、永福町方面へ。先週日曜日は、荻窪から西荻窪を経由して北へ向かい、善福寺公園cherryblossom、井草八幡宮へ。

今週土曜日は、阿佐ヶ谷から南へ向かい、浜田山、高井戸を経由して神田川cherryblossomを西へ上り、井の頭公園cherryblossomへ。そして今日は一路東へ。中野通りcherryblossomから哲学堂cherryblossomを経由、妙法寺川沿いを、中井、東中野cherryblossom方面へと。

何でこんな歩いてるかと言うと、桜の咲く場所cherryblossomへ向かって、散歩をしているんですね。どんだけ桜が好きなんだ、と(笑)。

先週末、今週末と結構天気がよくって(今日の夕方から降ってきたけれど)、絶好のお花見散歩日和でしたね。距離にしてどのぐらい歩いただろう?毎日3~4時間は歩いていたかなぁ。昨晩は、寝てる最中に「こむら返り」したぐらいです(笑)。最近我が家では、僕の肥満が解決すべき重大な問題になっていて、強制的に歩かされた側面もあります(苦笑cherryblossom)。

途中歩いていると、パッと沈丁花の香りに包まれることがあります。結構香りが強いから、わぁいい香りって単純に思う。でも沈丁花って、どこに咲いているのかわからないことが多いんです。香りのわりに、花は地味だったり、背も高くないし。白くて小さなかたまりが、ぽわんぽわんと咲いている。

桜はどこもキレイでした。でも一番は、善福寺川沿いの桜かなぁ。川に覆いかぶさるような形で、枝ぶりのいい木が重なっている。川から住宅までの間が、緑地(公園)になっているので、景観も素晴らしい。井の頭公園の桜の木も素敵だけど、お花見客が多すぎて、ちょっと花を観るというより、お客を観るような感じになってしまう。井の頭公園は、週末より平日のほうがいいですね。

今日の雨で花は散り始めるでしょうが、来週前半までは持ちそうですねcherryblossom。来週は、都心部の夜桜見物にでも行こうかな。

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2008年3月24日 (月)

『サッカー番長』『4-2-3-1』

『サッカー番長 ヨイショ記事にはもう飽き飽きだ』杉山茂樹 飛鳥新社

サッカーが世界で最も愛されているスポーツなのは、知識があるなしに関わらず、誰もがサッカーのことを「語れる」から。「サッカー日本代表岡田ジャパン」なんつったって、しょせんサッカーなんだから、「俺はこう思う」って言っていいわけで、日本のヘタレサッカージャーナリズムでは言えない、言わないことも、「サッカー馬鹿」として言っちゃうよ、という本です。

かなり過激な内容まで含んでいて、オシム後に「彼しかいない」と言われて生まれた「岡田ジャパン」に対する不安を、ストレートに書いています。他にも、「サッカー馬鹿」としてラインナップされている、松木安太郎、原博美、宮本恒靖、岡野雅行、元毎日新聞の荒井義行各氏などのインタビューが素晴らしい。この「サッカー馬鹿」たちが、何を考えサッカーに打ち込んでいるかを、何でも美談にしてしまう日本のスポーツジャーナリズムとは違った視点で書いています。

以前杉山茂樹さんから、日本サッカーについての話を聞いたことがあって、その時彼は、日本のサッカーがもっと強くなるために、協会やJリーグや監督や選手のレベル向上以外に、日本のサッカーファンやサポーター、そしてサッカージャーナリズムがもっと勉強して、代表やJリーグのクラブに対して、強くモノを言わなければいけない。地上波で観られるガチンコのサッカー番組がないのはおかしい!と熱く語ってくれました。『サッカー番長』の中で杉山氏は、「かぶりもの」して自分をキャラ化していますが(笑)、ある種照れ隠しなんでしょうが、日本サッカーに対する想いは、本当に熱い人だと思いました。

『4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する』杉山茂樹著 光文社新書

「サッカー馬鹿」と対をなすカタチで同時期に出版された、こちらはサッカーを「知性」で語る本。なぜ杉山氏が、例えば岡田ジャパンに対して厳しい意見を言えるか、そのバックボーンになっているサッカーの戦術を語っている本です。

杉山氏はこれまで17年間にわたり、ヨーロッパをはじめとする世界各国でサッカー観戦をしてきた。そして観戦だけじゃなく、試合後、監督や選手からいろいろな話を聞くうちに、ひとつの結論に達する。それが、「サッカーは布陣でするもの」という考え。もちろん、チームを構成する選手の個性と、監督が繰り出す戦術との掛け算が大切なのは言うまでもないけれど、その時代その時代で新しく編み出され、進化していくサッカーの戦術というものを、最前線で理解しているかどうかが大切なのだ。日本という国はサッカーの僻地であるから、絶えずヨーロッパなどのサッカー先進地域に目を配っている必要がある、と語っています。

サッカーを観る、語る上で、この本は実に参考になります。3バックと4バックぐらいしかわからないようじゃダメですね。4-2-3-1と3-4-1-2の差を、ちゃんと語れるぐらいじゃなきゃ、サッカー好きCDを名のれませんね。

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2008年3月21日 (金)

雨の赤坂、乃木坂、六本木

相当どーでもいい話。

昨日、赤坂である仕事の編集、MA作業がありました。深夜1時半ごろ、作業のほうはひと段落したので、僕はひとり帰ろうとスタジオを後にしました。外は雨。せっかく最近暖かくなってきていたのに…と思いつつ、赤坂小学校付近でタクシーを拾おうとしたところ、路上に多くの人々。みんなタクシー待ちなんです。そういえば、明日はお休みだし。うーん、みんな赤坂方面から、歩いてきている。赤坂じゃ拾えないんだな、じゃぁ乃木坂方面へと歩み始めたのが、運の尽き。みんな同じような考えで、乃木坂方面へゾロゾロ歩いている。コレじゃ捕まえられないな。でもさすがにもう、時計は2時をまわっているし、少しは来るだろうタクシー、と思いながらずっと歩いたものの、タクシーは全く来ない。こんな丑三つ時に青山墓地へ突入するのも怖いな、と思い、六本木方面へ向かったところ、コレがまた判断ミスで、2時半の六本木はすんごいことになっている。昼かよ、と思うぐらいの人出なんです。酔った若者で溢れかえってる。「景気いいのかなぁ」なんて、おじさんはバブルの頃を思い出しましたよ。タクシーが来る気配はゼロ。雨で寒いし、これはどこかのお店に入るしかないなと思い、おいしい日本酒でも飲めるとこがいいな、なんて深夜2時半に所望したことが間違いでした。そんな店が開いてるわけがない。またもや数十分徘徊を続け、3時ぐらいに1軒の焼き鳥屋さんに入った。店は小ぎれいで、焼き鳥もうまかったのだけれど(高かったです)、他のお客さんがヤバかった。僕の左隣りにはキャバクラを引けたおねー様らしき二人連れ。この二人が吸うタバコの煙がすごいんだな。二人とも、チェーンスモーカーなんですね。言おうかなって思ったけれど、まぁ飲み屋でタバコ吸うのは自由だし、まぁ静かに本を読んでおりました。そしたら、右隣りが広告業界らしき二人連れ。盗み聞いたわけじゃないけれど、なんだか自分とも関係ありそうな話をしてる。なんだかなぁ、とお店を一刻も早く出たかったのだけれど、タクシーはまだきっとつかまらないだろうし。4時ぐらいまではここに居ようと決めて、もう一杯お酒を頼んだところ、ガラガラっと扉が開いて、なんだか見たことのある人が入ってきた。しかも女性連れで。うわぁって思って、下向いていたから、僕のことは気づかなかったみたい。でもあれですね。六本木の深夜3時は、いまだにキャバクラおねー様と業界人なんですね。4時に店を出て、ようやくタクシー拾って我が家に帰ったのが、5時近かったです。話のオチ、ですか?ないです。

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2008年3月17日 (月)

『スティーブ・ジョブズ』『明日の広告』

『スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブディレクターの軌跡』林信行 アスキー

スティーブジョブズは偉大なクリエイティブディレクターである。

彼は単なる技術者でもビジネスマンでもプレゼンテーターでもない。後書きはこうにある。「いつも新しい世界を築いてきた偉大なるディレクターであり、プロデューサーであるスティーブジョブズ。彼の強さは、優秀な人材を一堂に集め、そこから無限大の化学反応を引き起こす触媒(カタリスト)としての能力の高さである。そして、その化学反応を誘発するのが、彼のウィットに富み、洞察の深い(言葉)なのではないか…。」彼は、自分が一番素敵だと思える未来を、自分の言葉で語る。他人からすれば、その未来は実現不可能に思えること。しかし、ジョブズは諦めない。前述のような優秀な人材を集め、魔法の言葉を駆使して、彼らから最大限の力を引き出し、不可能と思われた未来を現実にしていく。

スタンフォード大学の卒業生へ向けてのジョブズのスピーチに(今では名スピーチと呼ばれている)、こういう一節がある。「今日が人生最後の日だとして、今日これからやりたいことは本当にやりたいことか?もし、何日もの間、(NO)という答えが続いたときは、何かを変えなければならない」

クリエイティブディレクターは、人のココロを動かす言葉を持たなければいけない。

『明日の広告』 佐藤尚之 アスキー新書

コミュニケーションの環境変化、求められる新しいコミュニケーションデザイン、その組み立てと方法論、プランニングをリードするコミュニケーションディレクターのありかた、などについて言及している。サトナオさん本人が言っている通り、もうあちこちで語られ尽くしている内容なので、特に目新しいことはないけれど、「総集編」として読んでおく必要あり。あちこちのクライアントから、「読みましたか?」と聞かれる状態がいまだに続いています。現状、「宣伝部長の必携書」化してます。広告会社社員として、読んでないとヤバい感じ。

僕が会社で言っていること、このブログでも書いていること、そういったことが本になってまとまっていて、『明日の広告』というタイトルも、このブログのサブタイトル「新しい朝がきた~♪」とも微妙にかぶっていて(笑)、自分が書いた本でもないのに、何か不思議な感覚を覚えました。でもサトナオさんは凄いです。たくさん仕事している上に、ゴハンもちゃんと食べていて、本まで書いちゃう。

優秀なコミュニケーションディレクターが何人いるか、それが広告会社の命運を左右する。

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2008年3月 9日 (日)

『ほんとはこわい「やさしさ社会」』

『ほんとはこわい「やさしさ社会」』森真一 ちくまプリマー新書

部下に対して僕は、よっぽどのことがない限り怒ったりしない。それは直すべき点を、部下が自分自身で気づき、自ら改善しようとしない限り、上司が怒っても根本的に何の意味もない、と考えているからだ。だから、気づきにつながるような言葉をかけることは、たまにあるけれど…というか、日々の仕事の中で、「怒る」「叱る」に繋がることがそもそも少ないし、お世辞でもおべんちゃらでもなく、部下はみんな能力が高く、前向きに仕事に向き合ってくれている、と感じているから、「怒る」「叱る」必要があまりなかったのだ。しかしこの本を読むと、もしかしたら僕はこれまで「怒る」「叱る」ということを、時代の空気の中で、無意識のうちに避けていたのではないか、と思えてくる。

本当にその人のことを思い、その人の将来に良かれと思ってかける言葉が、時にその人を傷つけてしまうことがある。しかしその人を本当に思っているのであれば、傷は時とともに癒され、その人の心に何かを残すはずだ。この本で言う、「やさしい厳しさ」である。

しかし今の日本には、こういった「やさしい厳しさ」とは違う、「過剰なやさしさ」が蔓延しているという。

「怒る」「叱る」「注意する」ことで、相手を傷つけることを恐れ、あえて何も口にしない。その場の仲間関係を楽しく保つことが、何より優先されるから、「KY」(空気をよむ)ことだけが大切になってくる。「私、○○が好きかもー」という、自分の意思なのに語尾を曖昧に終わらせる奇妙な文章も(今ではそれほど奇妙に感じないが)、相手との決定的な対立を避けるために考え出せれたものらしい。グループの中に「キャラ」をつくって、安定的な関係性をつくるのも、誰もが傷つかないための知恵だと言う。

この本では、関係性を楽しく保つための、こういった「人を傷つけないやさしさ」が悪い、と決め付けているわけではない。時代とともに社会の価値観は変化し、人間の関係性も変わっていく。どんどんやさしい時代は進んでいくのであるが、しかし、表面的に人を傷つけたくないという、あまりにも「過剰なやさしさ」が、人間の「本質的なやさしさ」を奪ってしまう「こわさ」に、着目しているのだ。

場の空気が悪くなっても、言わなきゃいけない時は、言わなきゃなぁ。摩擦がないからいい関係、ってわけじゃないしね。

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2008年3月 8日 (土)

阿佐ヶ谷「鳥○」

阿佐ヶ谷の「鳥○」(あえて伏字にさせてもらいます)は素晴らしいお店です。阿佐ヶ谷に住んで10年以上になるけれど、こんなにいいお店なら、もっと早く行けばよかったと。引っ越した当時に教えてもらったんだけど、いつも休業しているイメージがあって、なかなか暖簾をくぐれなかった。実際ここ2年ぐらいは、ご主人が病気で店を休んでいたことも多かったといいます。開店して35年以上たっていて、開店した当時は、阿佐ヶ谷の駅が高架の工事中で、もっと高円寺側に改札口があった、と教えてくれました。間口が一軒ぐらいの狭い店で、カウンターが7~8席。奥に小上がりがあるけれど、全体でも15人ぐらい入ればいっぱいかなぁ。その当時は、阿佐ヶ谷の飲み屋は多くは間口が一間ぐらいで、戦後のバラック建ての面影が残っていたといいます。

「鳥○」の焼き鳥は、なかなか他では食べられません。僕の好みで言えば、ゆずつくね、にらつくね、砂肝、皮、血肝、手羽先、肉ピーマンあたりかな。他にもいろいろなおつまみがあって、それがいちいちおいしい。お酒は、熱燗、冷ともに銘柄は一種類。趣味で言えば、純米酒や純米吟醸なんかも置いて欲しいんだけど、長い年月、その一種類でこと足りていたのでしょう。新参者の僕が何か言うべきところじゃない。他に樽酒、ワインや焼酎もある。ぐい飲みのような器にお酒を注いでくれるんだけど、ご主人のその注ぎっぷりが神業。お酒がぐい飲みからはみ出している状態(笑)。表面張力なんてものを超えた、神秘の世界ですな。口をぐい飲みに近づけて飲む以外に、方法はないんです。

そして、この「鳥○」が僕にとって大事なお店になったのは、昔うちの会社のクリエイティブの大先輩たちのたまり場だったからなんです。ご主人が懐かしそうに語ってくれたのですが、もう20数年前、会社の大先輩たちが、遅ーい時間に大勢で来たそうです。けっこう飲んで来ているらしく、最初からハイテンション。いろいろ面白い話をする人たちで、最初はどんな職業の人たちか、想像できなかったと言います。カラオケが流行りだした時代で、店が引けてから、ご主人も大先輩たちに誘われて、他の店にカラオケを歌いに行ったり、何故か六本木まで連れて行かれたこともある、とおっしゃっていました。

その先輩たちの名前を聞くと、僕が入社した当時に役員などをしていた方々ばかり。ご主人から聞く大先輩たちの話は、その当時の会社やクリエイティブの様子がいきいきと感じられて、なんだか嬉しくなりました。僕が入社した20数年前、今で言うOJT先のCDだった方がその中心人物で、もう10年ほど前に亡くなられましたが、若いクリエイティブを連れて、よく飲みに来ていたといいます。

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